知聞
突然の悲しみを
受けたあの日
決して忘れるコトの
出来ない瞬間（とき）が
そこに刻まれていった
本当の兄弟のように
仲が良かった
色々なコトで
遊んだり話したり
したコトは
胸の奥に眠っているよ
短い命に対して
何もしてやれなくて
悔やむばかりだった
変わり果てた姿を見て
かけたい言葉を
飲み込んだ
そしてその場では
涙を流せなかった
帰途に着いた
自分の部屋で
大粒の涙を
こぼした
思春期の真ん中で
病に倒れた体
小柄でも逞しく
明るい性格は
皆に元気を与えてくれた
あの日から
もう10年以上
経過していても
思い出は
決して色褪せない
年数が経つにつれて
お前の分まで
生きると
強く心に秘めて
新たに誓いを
立てて
強く生きるんだ
お前も輝く星となって
見てくれているか？
関わった人達を
忘れさせるコトなく
いつまでも
いつまでも
見守っていて欲しい
そして僕等の心にも
ずっと ずっと
宿り続けると
言い続けたい
誓いたい
お前の存在を
無にはしたくないから
力に変えて
この先を生きてゆく
出会いを有難う
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